(前回のあらかじめ「KKdayバトル」を乗り越え、無事にチケットを確保した私。いよいよ乗車当日です!)
日本でなんとか事前予約を済ませ、ついに台湾現地へ! しかし、ほっとしたのも束の間。事前予約の段階で新たなトラップが発覚していました。
罠:座席が選べない!?2人なのに「前後」の席に……
KKdayのクーポンを使った台湾高鐵(新幹線)の公式サイト予約では、なんと自分で好きな座席を選ぶことができません。
システムによって自動で割り振られた座席を確認してみると……
「前 と 後 !!?」
横並びの「隣同士」ではなく、見事なまでに縦並びの「前後」。 2人で行くのに、機内や車内で会話すらさせないスタイルの座席配置です。「まあ、乗ってしまえばなんとかなるか……」と一不安を抱えつつ、当日は日本で発行した予約画面とパスポートを握りしめて桃園駅へ向かいました。
当日:有人窓口で紙の切符へチェンジ
当日は、桃園駅の「有人窓口」へ。 スマホの予約画面と2人分のパスポートを提出すると、スタッフさんが手際よく紙の乗車券(チケット)を発行してくれました。
「これで本当に台南に行けるんだ!」と一安心。
ただ、やっぱり2人旅。できれば横並びで座って楽しく移動したいところです。 そこで「ちょっと早めにホームに行って、自由席に乗れば隣同士で座れるのでは?」と閃いた私。指定席のチケットを持ちつつ、自由席のホームへと向かったのですが……
自由席の現実に撃沈 ➔ おとなしく指定席へ
自由席のホームで待っていると、一本前の新幹線が滑り込んできました。 ドアが開いた瞬間、目に入った光景に愕然とします。
「通路までぎゅうぎゅう詰めの超満員!!!」
日本のラッシュ時の新幹線並みの混雑ぶり。「隣同士で座る」どころか、乗り込むことすら怪しいレベルです。
「あ、無理です。調子に乗ってすみませんでした。」
早々に諦めた私たちは、素直に指定席のホームへと引き返し、前後でおとなしく並んで待つことにしました。前後でも、座れるだけありがたい……!
乗り鉄の夢「駅弁」と、桃園駅のトラップ
実は私、軽い「乗り鉄」でして。 旅の醍醐味といえば、やっぱり「新幹線で食べる駅弁(台鉄弁当)」じゃないですか!「新幹線の中で駅弁を食べるぞ〜!」とテンション高めで桃園駅を探し回ったのですが……
どこにも売っていない。
「え、新幹線の駅なのに弁当売ってないの!?」と絶望。 (※あとで調べたところ、午前11時を過ぎると改札前に駅弁屋さんが開店するらしいのですが、私たちがいたのは午前10時。早すぎて影も形もありませんでした……)
駅弁を諦めきれない私は、駅のコンビニで台湾名物「茶葉蛋(チャーイエダン/ウーロン茶やスパイスで煮込んだゆで卵)」を購入。 「よし、これをおやつ代わりに車内で食べよう!」と心に決めて乗車しました。
車内に響き渡る恐怖の「殻をむく音」
無事に指定席に乗り込み、いざ出発! さっそくコンビニで買った「茶葉蛋」を取り出し、食べようとしたその時です。
車内を見回して、異変に気づきました。
「……誰も、何も食べてなくない???」
台湾の地下鉄(MRT)は飲食厳禁で有名ですが、新幹線(高鐵)は飲食OKのはず。それなのに、車内は驚くほど静まり返っており、お弁当はおろか、飲み物を飲んでいる人すら見当たりません。
静寂が支配する車内。 手元にあるのは、八角の独特なスパイシーな香りを放つ「茶葉蛋」。
「ヒソヒソ……(これ、食べて大丈夫な雰囲気か……?)」
意を決して卵の殻を割り始めたものの、静寂の中に「バリッ……パリパリ……」と殻を割る音が恐ろしいほど響き渡ります。周りの視線が自分に集まっているような(気がする)圧倒的プレッシャー!!
気まずさと恐怖に耐えかねた私は、味わう余裕すらないスピードで茶葉蛋を口に押し込み、ほぼ丸呑み状態で急いで飲み込みました。喉が渇く!!
まとめ:台湾新幹線は静かに過ごすのが吉?
無事に(?)台南駅に到着した時には、精神的にちょっとした達成感すらありました。
今回の乗車で学んだこと:
事前予約の席は運任せ(前後に離れても泣かない)
桃園駅の駅弁屋は11時オープン(朝早すぎると買えない)
台湾新幹線の車内は想像以上に静か!飲食はかなり勇気がいる
乗り鉄としての「車内駅弁ロマン」は打ち砕かれ、ゆで卵を丸呑みするハメになりましたが、これも旅の良い思い出です(笑)。
みなさんも台湾新幹線に乗る際は、車内の静寂な空気感にぜひご注意ください!